無心テキスト

リハビリブログ改め

注意するときに一癖挟む人

おばんです。いやはやもう9月。コロナですべての予定が狂いに狂った2020年も、終盤戦かと思うと不思議ですね。今回はかるーいやつ書こうかと思います。

 

これは人生経験上何回かあるのですが、注意するときに”一癖挟む人”が苦手です。

 

どういうことかと言うと、例えばごみ箱で可燃ごみ不燃ごみを入れ間違えたときに、

 

「入れるごみ間違えていますよ」と注意すればいいところを「これって燃えるかな?」みたいな一捻りした言い方をする人がまあ苦手です。

 

「注意」なわけですから相手に内容が100%通じることが全てであって、「話芸」でもなければ「大喜利」でもないわけです。普通に言えばいいのです。

 

にも関わらず「これって燃えるかな?」「これって燃やしていいんだっけ?」みたいに無駄にオリジナリティを出さないでほしいです。

 

 

と、ここまでどうでもいい話をだらだら書いてきましたが、以前このブログでも取り上げた『人志松本のゆるせない話』でも「どうでもいいような不満話」はけっこうあった気がします。

 

なので、これからも「どうでもいいような不満話」を書いていこうかと思っています。

器が狭い人間であると見られる覚悟でブログ化する所存です。

 

追記:あまり大々的に読んでほしい感じじゃないブログはTwitter上にURLは張らないつもりです。

 

 

 

今さらになってエヴァンゲリオンシリーズに追いついた話

おばんです。ただただ暑いですね。コロナでマスクを着用しなければいけない状況の上でと考えると本当にしんどいですよね。夏自体は数か月すれば通り過ぎますが、コロナは…祈るばかりです。今回は自粛期間中に消化したコンテンツの話です。では本題。

 

 もう今更も今更ですが、『新世紀エヴァンゲリオン』をTV版、旧劇、新劇(Qまで)を全て見ることに成功しました。長編をしっかりと完走したときの達成感と同時に「もう初見の状態で見ることができない」という若干の喪失感もあります。

 

ご存知の通り『エヴァンゲリオン』シリーズは1995年のテレビ放送開始から今年で25年を迎えた大人気アニメーションであり、社会現象とも言えるほど影響を及ぼした作品です。その後は97年の『旧劇』(Air/まごころを、君に)、2007年以降の『新劇』と劇場版が製作されています。

 

詳しい解説や考察なんかはもう各自でググってください。ネットの海、書籍の山に一生かかってもチェックできないほどの情報があります(戦闘放棄)

 

このエヴァンゲリオンシリーズは何度も何度も見ようと考えておりました。小学生の時から今の今まで、CMやグッズコラボなどの情報、日テレ深夜の再放送、アニメ好き友人からもうプッシュなどいくつものタイミングはあったものの、なかなか見るまでに行きませんでした。

 

作品そのものに苦手な印象などは全くなく、とにかくタイミングが来なかったという印象です。加えて、TVシリーズ+旧劇+新劇に追い付くにはそれなりの気力と、環境が必要でした。

 

ここまで長々と言い訳をこねてきましたが、ここで大きな転機が訪れます。WOWOWでのTV版一挙放送です。「これだ!」と思い、即録画。BDにダビングしこそこそと見始めました。

 

しかし、そこからもなかなか忙しく、2019年に入って数話見て、休憩、数話見てから、休憩を何回か繰り返していました。

 

そして2020年に入り、コロナウィルスの影響もあって自宅待機が命じられ、多くのコンテンツを消費する時間と社会的に許される理由を手に入れました。

 

15話で止まっていたエヴァンゲリオンTVシリーズを2日で完走。多くのエヴァンゲリオンファン、アニメファンが頭を抱えることとなったラストをこの目に焼き付けました。そして、行っていました。

 

 

その後もNETFLIXに加入し、問題作とされる『旧劇』を鑑賞。それはもう問題だらけで、当時これを劇場で鑑賞されていた方は本当に心中お察し申し上げます。勿論、行っていました。

 

そして、来年に公開を控える『シン・エヴァンゲリオン』へと繋がる全4作の『新劇』のうち、序・破・Qを制作会社カラーの公式YouTube配信で鑑賞しました。えー…そうですね…もうわっかんないよーーーという感じです。

 

いやぁ…現時点での全てを鑑賞した上で、話題になった理由が少しは理解できたと感じました。そして、大がつくほどの問題作であるのは間違いないかと思われます。作品としての面白さ以上に深い考察や議論が飛び交うのは必然だと感じました。

 

ただ、公開されている全てのシリーズをリアルタイムで追いかけていた方は、もう本当に言葉にはならない感情になったと思います。その感情にはたった数週間で追いついた人間が理解できるわけがないと思います。

 

それでもこの有名なタイトルをチェックできたことは、自分の幅?として今後何かいい影響があると思っています。エヴァンゲリオン関わらず、全ての娯楽作品や文化・芸術に言えることではありますが。

 

最後に。既述の通り、作品の詳細な説明は行わず、作品を鑑賞するまでの経緯と、「」行ってしまったという感覚を文章化しました。ほんの少しでも伝わったら幸いです。

 

2020年8月現在、NETFLIXではTVシリーズと旧劇場場が独占配信中で、新劇場版はAbemaTV、amazonプライムビデオなどで見放題配信中です。お盆休みにいかがでしょうか。

※詳しくはこちらをご覧ください。

 

是非皆さんも行ってみませんか…?

 

www.youtube.com

 

 

SSTN①『夢評論家』

おばんです。今回から「ショートショート的な何か」略して「SSTN」というのはやってみることにしました。テレビノキオク同様にシリーズ的な方向で考えていますが、お試しなので急にやめるかもです。意志が弱い。では。

 

 『夢評論家』

人間にはいくつもの夢がある…叶った夢。叶わない夢。それでも夢は夢。その価値は変わらない。


「あっすみません!こっちの土はここですね。あっはい!次からはこのようなミスは無いように・・・本当に申し訳ございません!」

「(はぁ…俺本当はこんな肉体労働したいわけじゃないんだよなぁ…)」

 

今回の物語の主人公である西崎悠人(にしざき ゆうと)は神奈川県横浜市出身の22歳。子供の頃からゲーム夢中で毎日毎日ゲーム三昧の日々を過ごしていた。そんな西崎は当然そのゲームへの情熱を捨てること無くゲーム会社への就職を希望するも、その道は険しく「夢」は叶わないものとなってしまった。

 

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…このまま現場での作業が続けば心身共におかしくなってしまう…」

「西崎はついに決意する。」
「もうダメだ・・・死のう・・・」


劣悪な労働環境に精神的にも肉体的にもピークに達していた西崎はついに自らの命を断つ覚悟をしてしまう。

「ここから飛び降りて楽になろう…どうせこのまま生きてたっていいことは無いしな…あーあーせめて最後にゲームぐらい遊びたかったな…」
「屋上へと上がった西崎は勤務する土木会社の辞表を靴に入れ、飛び降りる決意をする。そして・・・」
「22年の人生。まさかこんな感じで終わるとはね。完全にクソゲー。ゲームオーバーですわ。」
「お父さん。お母さん。本当にごめんね・・・」
「32階建てのビルの屋上から飛び降りる西崎。もちろんこの高さから飛び降りれば命の保証は無い。」

「う、うわああああああああああうううう!!!」
「ついに飛び降りた西崎であったが」

「・・・・・・あれ?・・・あれ!?!?!?しっ死んでないっ!?」
「おれ確か屋上から飛び降りたはずだよな・・・周りは真っ暗なここはどこ!?」
「32階の屋上から飛び降りた西崎であったがなぜかその意識はしっかりとしてそしてなぜかあたりは真っ暗。」
「これが死後の世界?いやまさかね。こんな無機質な何もない世界なわけがないよ。」

 

「それにしても何も無いな・・・」

「西崎様お待ちしておりましたよ。」
「だっ誰ですかあなた!?」


西崎の前に現れたのはスーツを着こなした20代後半のスラっとしたサラリーマンような姿した1人の男性だった。

 

「申し遅れました私、夢評論家(ゆめひょうろんか)と申します。」
「夢評論家?っていうかそもそもなんで俺の名前を?」
「いやーその件に関しましては企業秘密でしてー。」
「企業秘密って・・・まずここはどこなんだ!?」
「そちらのほうも企業秘密でしてー。」
「また企業秘密かよ。」

「当たり前の反応だと思います(笑)」
「何笑ってんだよ!あと俺はもうこんなところに居たくない。天国でも地獄でも早く連れってくれ。」
「失礼いたしました。ですが私は神様ではありません。 夢評論家です。」
「だからその夢評論家ってなんだよ?」
「では説明させていただきます。これから西崎様には西崎様自身の夢を叶えてもらいます。」
「夢を叶える!?それは本当か!」
「はい。西崎様ご自身の夢を叶えさせていただきます。」
「やったーーー!これでゲー…」
「ですがここで1つ条件がございます。」(西崎の言葉を割り込む感じで)
「条件?」
「その夢が叶ったかどうかこちらで評価させていただきます。」
「評価?それだけでいいのか?」
「こちらでの西崎様の夢を評価し、80点以上で無ければ不合格とさせていたただきます。」
「不合格になるとどうなるんだ?」
「現在のこの世界からまたやり直しとなります(笑)」
「またやり直しって…ってだからなんで笑ってるんだよ!」

「死後の世界に突如現れた夢評論家と名乗る謎の男性。そしてその男性は西崎の夢を叶えるという。これに対して西崎は憧れのゲーム会社への就職希望するが…」

「分かった。その条件に乗るよ。」
「ありがとうございます!では西崎様、夢の方を」
「俺の夢はゲー・・・」
「あー西崎様。西崎様。1つ、申し遅れていました。」
「なんだ?」
「西崎様ご自身の夢はけして言葉にせず、その思いを念じてください。」
「念じる?それでいいのか?」
「はい。それで結構です。」

「(そうだな。勿論ゲーム会社っていうのが俺の夢だ。でも待って欲しい。もしここで違う夢を念じても評価が低ければまたここに戻ってこれる。そしたらまた違う夢にすればいい。そして最後にゲーム会社だ。)」
「では西崎様。夢の方をどうぞ。」
「(俺は自由が無くて飛び降りたんだ…自由…自由…自由…自由…自由…!!!」
「ではその夢。こちらの方で叶えましょう。」


「・・・ここは・・・うっ海!?」
「しかもな…なんだこの腕では!?!?!?」
「どうですか西崎様。夢であったクラゲになられたご感想は。」
「はぁ~~~~~~!?!?!?!?いやいやいやいやクラゲになりたいだなんて1言も言ってねぇよ!」
「西崎様は『自由』を願われましたよね?」
「おっおう…」
「それこそがクラゲです!」
「いやいやいやいや!?!?!?」
「何かご不満な点でもございましたか?」
「見事に夢が実現し自由を手に入れた西崎であったが西崎の思い描く自由とは程遠いものだった…」
「いや確かに『自由』が欲しいとは言ったさ。でもさすがにクラゲは無いだろ?」
「そう言われましてもこちらから提供できるのは…」
「もう分かったよ。でこの夢はどう評価するんだ?」
「西崎様にはしばらくクラゲになって頂いてそこから評価させていただきます。今の段階では評価しかねます。」
「そっそんなーーー!?」

「クラゲとなった西崎はその後3日間生活したのであった。」
「クラゲとしてもう3日目だ…プランクトンはもう食べ飽きたし亀に襲われるしたまったもんじゃねぇーよ…はぁあ『自由』なんて軽はずみに言うんじゃなかったよ。」
「西崎様。西崎様ー!」
「おー!やっと来たか!待ってたよ。で俺の夢は何点なんだ?」
「そう慌てないでください。では評価の方に移らせていただきます。」
「西崎様の夢は……4点です。」

「4点って…まずクラゲって時点でおかしいだろ!」
「と言われましてもこちらの方ではクラゲというのが西崎様の夢と判断いたしましたので。ご了承ください。」
「まぁ分かったよ。で。さっきの世界戻るんでしょ?」
「はい。では戻りましょう。」
「夢のクラゲの評価は4点で不合格となり

「ふぅ…やっと戻ってこれたよ。まぁここが好きってわけでもないんだけどなぁ。さっきのクラゲに比べたらマシよ。」
「西崎様。西崎様。次の夢は何にいたしましょう?」

「(流石にさっきは『自由』を願って失敗したしたからもうそんなことはしたくない。純粋に『ゲーム』を願おう。)」
「(ゲーム…ゲーム…ゲーム…ゲーム…!)」
「ではその夢。こちらの方で叶えましょう。」

「こっこっここどこだ?」
「ん?体が固くてく動かない・・・ってこれゲーム機じゃないか!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
「西崎様。西崎様。どうですかゲーム機になられたご感想の方は。」
「ご感想じゃねぇよ!どういうことだよ?」
「西崎様が『ゲーム』と強く念じられましたのでゲーム機とさせていただきました。」
「あのさぁ…確かに『ゲーム』とは強く念じたよ?でもゲーム機は違うじゃんか。普通に考えたらわかるだろ?」
「そう言われましても…」
「まぁいい。この夢も評価が低ければさっきの世界に戻れるんだよな?だったらまたやり直せばいいや。」
「では素晴らしい夢の世界をお楽しみください。後日評価の方をご報告させていていただきます。」

それから3日間西崎はゲーム機として夢を過ごした。

「僕はコインゲーム。コインゲットドリーム2014楽しいよ!みんな遊んでってね!
チャリンチャリン♪」

「(ゲーム機としての人生も悪くは…いや、俺はゲーム会社以外は夢じゃないんだ!)」
「西崎はゲームセンターのゲーム機として3日間夢を過ごした。そして夢評論家が西崎の前に現れた。」
「西崎様。西崎様。夢評論家です。まずは3日間ゲーム機になられてのご感想の方お聞かせください。」
「ん~まぁ楽しいかったけどでも評価は低いかな。」
「そうでしょうか?西崎様とても楽しいんでいらっしゃるように感じましたが・・・」
「まぁとにかく評価してくれよ。」
「分かりました。評価の方に移らさせていただきます。」
「西崎様の夢は…96点!!!合格です!おめでとうございます。」
「え!?いやちょっとまっえぇえ!?!?!?」
「西崎様の夢が無事に合格されました。あれー西崎様はどうされましたか?」
「どうしたもこうしたも無いよ!俺はどうなるんだよ!?」
「このまま夢を全うしてもらいます。本当におめでとうございます!素晴らしい夢の時間をお過ごしください。では私はこの辺で失礼いたします。」
「おい!ちょっと待てよ!おい!おーーーい!」

 

西崎はゲーム機となった夢が合格と判断された。そのためにゲーム会社就職は叶わないものとなってしまった。それでも西崎は生き続ける。


「僕はコインゲットドリーム2020楽しいよ!みんな遊んでってね!」
「僕はコインゲットドリーム2020楽しいよ!みんな遊んでってね!」
「僕はコインゲットドリーム2020楽しいよ!みんな遊んでってね!」
「僕はコインゲットドリーム2020楽しいよ!みんな遊ん…    」

 

 

追記:学生時代に遊び的な感じで書いた脚本もどきをちょちょっと手直ししてブログの海に放出しました。成仏してくれよな!

2020年の笑っていいとも!レギュラーを考える。

おばんです。夏ですね。夏にも関わらずまだまだ家にいないといけないのは、なかなかしんどいです…暑いのは苦手ですが、夏イベント自体は好きだったりするのでなんとも歯痒いです。

 

今回はテレビ好きならやったことのある妄想をやってみようかと思います。ベターなテーマですが、その人の好みや着眼点がモロに出るので個人的に大好きやつです。アメトーークの『芸人ドラフト』なんかと同じですね。

 

【テーマ】「2020年の笑っていいとも!レギュラーを考える」です。

もはやベタすぎて、いまさらもいまさらです。ただまぁやりかたったんです。思っちゃったんだからしょうがないのコーナーです。はい。あとルールを何個か決めます。流石に何個かルールを決めない、なんでもOKでは無秩序かなと。

 

【ルール】

①メインMCはもちろん森田一義。各曜日での企画コーナーでは、コーナー司会者を想定してメンバーを決める。

②2020年4月スタートとする。

③2020年7月時点で裏番組のレギュラーで出演している人や直後の生放送出演者は除外(ヒルナンデス!レギュラー、恵俊彰山里亮太博多華丸大吉など)

④月~金12:00~13:00、日曜増刊号の基本的な番組フォーマットは変えず。

⑤各曜日最低1人は2014年放送終了時のレギュラー陣を加えること。終了時点から継続の場合は無印、新メンバーは【新】、別曜日から移動の場合は【移】、隔週での出演は【隔】マークをつける。

 

 

月曜日

  • 香取慎吾CULEN所属):2014年終了時からの継続。いいともの太陽的存在で、ジャニーズ退社後もタモリさんとの友好・信頼関係があるため安定感も含めて選出。

 

 

  • 【新】池田美優みちょぱ)(PANORAMA所属):モデル・女性タレント枠。ギャルらしい物怖じしないキャラクターでありながら、そのトーク力から芸人・タレントからの信頼も厚い。

 

  • 【新】伊藤健太郎(aoao所属):俳優枠。いいともでは過去にも何回か男性俳優がレギュラーになったことがあるため可能性と期待値を込めて選出。ANN0をやっていたこともあるためトークには慣れているはず...!

 

月曜総括:実績と安定感のある香取慎吾千原ジュニアの中心に選出。バラエティ界で支持を得ているみちょぱや人気俳優の伊藤健太郎を加えて新しい風を入れたい。

 

火曜日

  • 中居正広(のんびりなかい所属):2014年終了時からの継続。火曜日いいともの看板的存在にして日本を代表するMC。この人無しにいいともの20年(1994-2014)は語れないはず。蛇足な意見だが、タモリさんがいいともを勇退された場合はこの人がメインMCという形で番組が継続していたのでは?と思っています。

 

  • 【移※】さまぁ~ずホリプロ所属):2014年終了時からの継続。三村さんが月曜日から復帰することでコンビ復活。この二人も10年以上の古参レギュラー。中居さんとの緩いやりとりや、ふざけたタモリさんを止める役割として活躍してくれると思い選出しました。※三村マサカズのみ月曜から移動

 

  • 【新】ファーストサマーウイカ(キューブ所属):ネクストバラエティ女王の呼び声高い、関西出身のタレント。すべらない話や脱力タイムズ出演した経験を持つ実力派。過去の舞台女優、アイドル、歌手など様々な経験がいいともでも生かせると期待。

 

  • 【新】玉森裕太Kis-My-Ft2)(ジャニーズ事務所所属):新バラエティジャニーズ枠。中居くんとの関係も深いため、そことの絡みも期待できるはず。『キスマイ超BUSAIKU!?』『10万円でできるかな』などバラエティでも活躍しつつある。

 

火曜総括:中居×さまぁ~ずの火曜日王道メンバーをベースに選出。ファーストサマーウイカさんはさまぁ~ずに臆することなく切り込んでほしい&玉森君が中居君に舐めた態度を取ってうたばんの嵐の大野君的な絡みも見たい。

 

水曜日

  • 【移※】爆笑問題(タイタン所属):2014年終了時からの継続。田中さんが金曜日から復帰することでコンビ復活。さまぁ~ず同様にやはりコンビで揃えた方がいいと考えて田中さんを水曜日に復帰。平日の昼間から爆笑問題が見られるということを今考えると恐ろしさですよね。

 

 

  • 【新】千鳥吉本興業所属):正直今更感があるかもしれないが、いいともが継続していた場合、2017~2019年あたりは確実にレギュラー抜擢のチャンスはあったと思い選出。大悟がいい具合にふざけ、いいところでノブがツッコむシーンは何度見ても最高。爆笑問題との絡みにも期待。 

 

  • 【新】滝沢カレンスターダストプロモーション所属):モデル枠にしてローラ枠。ローラパイセンが海外にいるということで、そのポジションに抜擢。ハーフキャラにして「あやしい日本語」の使い手として千鳥・ノブにいい感じに仕上げてもらおう作戦。

 

 

水曜総括:現在のテレビシーンにおける実力者ばかりを並べているが、太田さん×ノブ、田中さん×滝沢カレンタモリさん×滝沢カレンなどの化学反応がどうなるかはある程度見通しがあるのではと。ふざけすぎた空気になっても指原さんが整えてくれるので安心。

  

木曜日

  • 笑福亭鶴瓶松竹芸能/デンナーシステムズ所属):2014年終了時からの継続。1987年から古参レギュラー。タモリさんと築いた信頼は計り知れず。ただただタモリさんと二人でトークするだけで企画が成立してしまうほどの安定感。絶対的信頼感。       

 

  • 【移※】バナナマンホリプロコム所属):2014年終了時からの継続。火曜日から移動。2012年から安定した立ち振る舞いで一気に定着。現在でもレギュラー7本という超売れっ子。コーナー司会も安定している。難しいのは設楽さんがノンストップを担当しているということもあり、やはりテレフォンショッキング後の出演となってしまう。場合によっては今流行りのリモート出演もありかもしれない。※設楽統はノンストップがあるため番組途中から出演。場合によってはリモート出演。

 

 

  • 【新】齋藤飛鳥乃木坂46)(乃木坂46合同会社所属):アイドル枠。絶大な人気を誇る乃木坂からの選出。乃木坂人気メンバーであり、飾らない性格がタモリさんや鶴瓶さんとかみ合うのではないかと思う。何かあってもテレ東で共演しているバナナマンがサポートに入れるのも強み。

 

木曜総括:鶴瓶さん、バナナマンでいいともの空気を作りつつ、隔週のミキと四千頭身がどう変化させるのかがポイント。『ノンストップ』が継続しているのであれば、引き続き設楽さんが途中出演ということがどう番組に影響を及ぼすか。おそらくコーナー司会は担当すると予想。齋藤飛鳥との掛け合いも見たい。

 

金曜日

  • 関根勤浅井企画所属):2014年終了時からの継続。番組最古参のレギュラーにして、いいともレギュラーのリーダー的存在。どんな番組に出演しても柔らかい雰囲気を醸し出せる絶対的存在。そっくりさんカーニバルでの推薦者を別の似てる人に例える名人芸はもちろん年末増刊号のモノマネも名物。

 

  • 草彅剛CULEN所属):2014年終了時からの継続。いいともSMAPトリオの一人。関根さん同様にいてくれるだけで柔らかい雰囲気を作り出せる天性の才能を持っている人物。タモリさんとの関係も深かく信頼も厚い。  

 

  • 劇団ひとり太田プロダクション所属):2014年終了時からの継続。お笑い理解力が高いだけでなく、生放送という現場では常に番組の空気を一変させることができる人物。関根・草彅という優しい空気感にいい意味で緊張感を走らせることもできる。 

 

  • 【新】霜降り明星吉本興業所属):第7リーダー的存在にして、お笑い界のニュースター。このいいともレギュラー空想をしたときに真っ先に名前が浮かびました。粗品さんの司会力にも期待。過去にタモリ倶楽部に出演したことも相性はばっちりなはず。  

 

  • 【新】上坂すみれスペースクラフト・エンタテインメント所属):サプライズ枠。いいともに新しい風を吹かせることを考えたときに女性声優は確か無かったと思う。アニメファン層にもアプローチできるのは大きい。タモリさんとはタモリ倶楽部での共演経験もあるため不安は少ない。アニメに詳しい粗品さんがサポートに入ることもできるはず。「声」を使ったコーナーに抜擢するということも可能である。 

 

金曜総括:関根勤劇団ひとり、草彅剛というベースは保ちつつ、霜降り明星上坂すみれがそこをどう割って入り込めるかが鍵となっている。粗品さんにはコーナー司会を担当しつつ、アニメに関する知識もあるので、上坂すみれをサポートできるかと。タモリさんとの絡みも楽しみ。

 

【雑感】

 全体を振り返ってみると、思った以上に安定志向な選出だなと思いました。冒険していると言えば、金曜日の上坂すみれさんと月曜日の伊藤健太郎さんぐらいでしょうか。それぐらい『いいとも』では安定ゾーンに入ったスターが選ばれる「バラエティのトップリーグ」という印象です。人気が出てくれば、テレフォンショッキングやコーナーゲストで出演することもできますので、番組としてのフォーマットがかなり強力であったことは間違いないですよね。

 

こういう空想番組ごっこ楽しいですね。プロの作家やプロデューサー、ディレクターではないので無責任にあれこれ言えるというのが何よりも気楽でいいですね。

 

では。

イヤホンズ3rdアルバム 『Theory of evolution』レビュー

おばんです。唐突ですがイヤホンズという声優ユニットをご存知でしょうか?多分ですが普段からこのブログを読まれている奇特な方でも知らない人がほとんどだと思います。あるとしても名前は知っていても曲は…という方がほとんどかと思います。

 

今回はそんなイヤホンズが7/22に発売した3rdアルバムのレビューをやろうかなと思います。安心してください。ざっとしてイヤホンズの紹介も加えます。

 

 

【ざっとしたイヤホンズの紹介】

イヤホンズは2015年にデビューした高野麻里佳高橋李依長久友紀による声優ユニットあさのますみ原作のテレビアニメ『それが声優』作中でメインキャラクター3人によって結成された架空の声優ユニットだったが、現実のユニットとして結成された。

 

ざっとしました。詳細はググってください。はい。

earphones-official.com

 

では3rdアルバム『Theory of evolution』のレビューに入ります。

 

『Theory of evolution』は初回限定版はCD2枚組となっており、本ブログでは2枚とも触れます。

 

<CD1>

M1:記録【作曲・編曲:三浦康嗣(□□□)】

イヤホンズの音楽ナタリーでのインタビューを音源として一つの作品にした楽曲。このアルバムのイントロとして「実験」が行われている。これは果たして音楽なのだろうかそれとも・・・それはこのアルバムを聴き終えた時に分かるはずです。たぶん。

natalie.mu


M2:記憶【作詞・作曲・編曲:三浦康嗣(□□□)】

このアルバムのリード曲。前作『Some Dreams』の「あたしのなかのものがたり」と同様に、作詞・作曲・編曲を三浦康嗣(□□□)が担当している。この楽曲も曲自体が一つの物語として展開する。YouTube動画のコメント欄にも書かれているが「曲」というより「詩」に近いかもしれない。実際、ポエトリーリーディングという音楽に詩を乗せて朗読するという表現が存在する。これはイヤホンズにしか出来ないというかやらない表現だと感じました。声優としての表現力をそのまま楽曲に落とし込むという形の「究極体」がこの「記憶」という形態になのだとそう感じます。

www.youtube.com


M3:渇望のジレンマ【作詞・作曲・編曲:月蝕會議

イヤホンズもう一つのブレーンである月蝕會議が担当した楽曲。この楽曲も前作『Some Dreams』収録「予め失われた僕らのバラッド 」と同じような世界観で展開されるダークな一曲。ロックオペラ?というジャンルに入るらしい。数多くイヤホンズの楽曲が採用されているゲーム『神獄塔 メアリスケルター』シリーズの最新作『神獄塔 メアリスケルターFinale』のOPとしても採用されている。ゲームは未プレイだが、楽曲からその「ダークさ」「わずかな希望」がヒシヒシと伝わってくる一曲。

www.youtube.com


M4:チュラタ チュラハ【作詞・作曲・編曲:月蝕會議

去年シングルとしてリリースした一曲。アニメ『斗え!スペースアテンダントアオイ』のテーマソングとしても採用されている。MVからわかる通り、キャビンアテンダントに扮する3人がリスナーを空の旅へ案内するという世界観の楽曲。楽曲の中にはASMRを彷彿させるようなイヤホンズらしいキュートな演出も含まれており、ぜひ「イヤホン」で聴いてほしい楽曲。

www.youtube.com


M5:背中のWING!!!【作詞:渡邊亜希子 作曲:ツキダタダシ 編曲:月蝕會議

イヤホンズ2ndシングル『それが声優!』(それが声優!盤)に収録された「背中のWING」をアレンジした楽曲。今作では「進化」というコンセプトのもと、イヤホンズだけでなく楽曲自体も「進化」させている。そんなアレンジ曲の一曲目。オリジナルの初々しさを経て、5周年を迎えたイヤホンズが更なる飛躍を誓うと宣言しているような一曲。


M6:わがままなアレゴリー!!!【作詞・作曲・編曲:月蝕會議

こちらもオリジナルからの「進化アレンジ」楽曲。オリジナルとは異なり、前半はコーラスやフィンガースナップ(指パッチン)と歌声のみのシンプルな構成になることによって、歌声の緊張感が増してます。後半からピアノを加えることで今度はジャズのような即興っぽさを演出。個人的にオリジナルよりも好きです。ライブで披露する場合は椅子に座りながら歌ってほしいです。

 

M7:循環謳歌【作詞・作曲・編曲:月蝕會議

こちらもゲームソフト『神獄塔 メアリスケルターFinale』の楽曲でED主題歌。ゲーム本作が最終作?になるということで卒業式を思わせるような「別れ」や「切なさ」が楽曲全体を包み込んでいます。合唱ぽさと言えばいいのかな。ライブで披露する場合は合唱隊?をコーラスに迎えて、合唱する演出もいけるかもしれない。さらに詳しくは後述するがこの楽曲はある仕掛けが隠されています。

www.youtube.com

 

M8:耳の中へ!!!【作詞:あさのますみ 作曲:山本 奨 編曲:月蝕會議

1stシングル「耳の中へ」を「進化アレンジ」した楽曲。ギター、ベース、ドラムを強調したロックテイストな一曲に。この楽曲をアルバムの一枚目に持ってきたということはイヤホンズとっての「原点回帰」でありながら、二枚目そしてイヤホンズのこれからへのスタートでもあるというメッセージなのかもしれない。(ただの深読み)

 

 

<CD2>
M1:あたしのなかのものがたり/2018.3.14【作詞・作曲・編曲:三浦康嗣(□□□)】
M2:予め失われた僕らのバラッド/2016.10.5【作詞:桑原永江 作曲・編曲:エンドウ.】
M3:ウィッチクラフト《テオフィルの奇蹟》/2018.3.14【作詞・作曲:J・A・シーザー 編曲:J・A・シーザー、a_kira】
M4:背中のWING/2015.7.22【作詞:渡邊亜希子 作曲・編曲:ツキダタダシ
M5:わがままなアレゴリー/2018.11.28【作詞・作曲・編曲:月蝕會議

2ndアルバム『Some Dreams』・2ndシングル『それが声優!』(それが声優!盤)・6thシングル『チュラタチュラハ』に全曲収録されているためレビューは割愛。どの楽曲もアニメ「それが声優!」以降のイヤホンズらしさを象徴するような楽曲ばかりなので是非お買い求めください。また、このアルバムからイヤホンズに入った人は「予習」としてもありだと思います。


M6:忘却/2020.7.22【作詞・作曲・編曲:月蝕會議

CD1の「循環謳歌」を構成する楽曲の忘却パート。M7の「再生」と合わせることで、一曲が完成するというユニークな作りとなっている。勿論この曲単体でも深い一曲で、思い出として刻み込まれる「記憶」といつかは忘れてしまう「忘却」を歌いあげている。


M7:再生/2020.7.22【作詞・作曲・編曲:月蝕會議
前述と同じくCD1の「循環謳歌」を構成する楽曲の再生パート。M6の「忘却」と合わせることで一曲が完成する。再生ということで刻み込まれた思い出を振り返り、「けして忘れない」というメッセージを強くアピールしている。

 

M8:耳の中へ/2015.6.18【作詞:あさのますみ 作曲・編曲:山本 奨】

記念すべきイヤホンズの1stシングル。CD1同様にこの楽曲を最後に持ってくることによって原点回帰、そしてさらに飛躍と新しい世界の構築を宣言しているように感じます。

 

総評:アルバム全体として「進化」でありながら「循環」しているような印象です。正直な話、アレンジもいいですが純粋な新曲がもう少し聴きたかった部分もありますが、コロナ禍という難しい状況の中で「進化」というコンセプトから脱線することなく一つの作品を作り上げたことはけして簡単なことではなかったと思います。去年・今年とライブが延期そして中止という不運にも立ち向かう強さをこのアルバムでは自分たちの武器で戦っているという気持ちを感じました。

 

CD1のM2「記憶」のMVを見た時に「イヤホンズはこの方向で勝負するのか」という決意表明にも近いようなものを勝手に感じましたが、アルバム全体を通して聴いた上でより一層その決意を強く感じました。イヤホンズの過去も未来も現実もそのすべてを織り交ぜた意欲作です。是非聞いてみてください。

 

最後に。『勇者ああああ』のEDにまた採用されてほしいなぁ。たぶんないだろうなぁw

 

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1年経ったら書くと決めていた話

おばんです。タイトルの通り、内容自体は当時から考えていました。が、内容が内容だけに気持ちも上手く整理がつかずに結局1年ほど経ってから書くことにしました。未だに起こったことが信じられないし、自分の中でこの考え方が正解かどうか分からないです。ただ、1年という時間の中である程度は文章にできると感じています。

 

2019年7月18日。京都府京都市伏見区で放火殺人事件で発生した。いわゆる「京アニ放火事件」だ。

Twitterやテレビの情報に見れば見るほど増えてゆく犠牲者の数、その凄惨な状況にその日一日は本当に放心状態だったのを覚えている。

 

「こんなことが起こっていいのか…」「何かの間違いであってほしい」そう願い続ける気力さえも残っていない程の絶望が体内を蝕んでいました。

 

私は「京アニファン」と言えるほどのファンというわけでもないが、会社名は勿論多くの作品を鑑賞していた。名前を挙げればキリがないが、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『日常』『氷菓』『境界の彼方』『甘城ブリリアントパーク』など楽しんでおりました。…(過去作も含めてもっとチェックしないといけないな)

 

というよりもこの一件は「一人の男性が起こしたあまりにも絶望的な話」として考えている。犯人とされる(まだ刑が確定されていないため以下「容疑者」)青葉容疑者の動機や事件後の発言から、心の中にある闇について深く考えることが気づくとかなり多くなっていた。なぜならそういった「心の闇」は多くの人間が抱えており、自分もその一人だからである。

 

勿論、容疑者を擁護するつもりはない。どう考えたって理不尽な大量破壊行為で、失われた犠牲を考えれば極刑が妥当である。法によって裁かれる運命である。

 

ただ、「もし彼の周りに理解者が現れていたら…」「もし彼の表現が何かの形となって評価されていたら…」と考えてしまう。自分自身理解されていないと感じることはそんなに少なくないからだ。

 

以前このブログで中学時代に病気になった話をしたが、その影響もあってか高校時代は暗く過ごしてしまった。陳腐な表現かもしれないが、心に穴の開いた状態であった。中学時代とはまるで違う周りのテンションやノリに合わず孤独に、せっかく入ったと思った同好会が高2のときに消滅、修学旅行が無く農業研修という形で東北に…などこのエピソードも挙げていけばキリがないです。(別の機会にでも書きます)

パニック障害だったときの過去 - TSTのリハビリブログ

 

高校生時の暗黒時代の精神状態は異常以外の何ものでも無かったです。何回か校舎を見上げては「ここを爆破すれば全てが終わるのでは?」という妄想までしたこともありますし、「脳内デスノート」に記した名前は高校時代がトップでした。

 

それでも非行やドロップアウトはせず、高校3年間を過ごしきりました。しかもあんなに憎かった高校を2年時には皆勤だったかと思います。サボって湘南でも行けば良かったなと今でも後悔していますw

 

そんな高校時代は深夜ラジオ、アニメ、サンフレッチェ広島の応援にだいぶ救われました。これが無かったどうにかなってかと思います。あの時心の受け皿になってくれたのはエンターテイメントでした。

 

話は反れてしまいましたが、青葉容疑者に対して思うのは、その破壊的なエネルギーを別方向に変換したり、上手く消化する術を身に着けていれば…とは本当に思います。憎しみや怒りよりも、残念という気持ちです。彼の人生に何があったのかは詳しくは知ることができません。ですが、医療関係者に対して「こんなに優しくされたことなかった」言ったことはやはり心の闇が大きめであったことは想像するに容易いと思います。

 

この事件が起こる1ヶ月前、川崎で発生した連続殺傷事件について爆笑問題太田光はTBS『サンデー・ジャポン』にて、高校時代エピソードを挙げている(以下引用)

 

>>>太田「この犯人の場合は、自分も死ぬわけじゃないですか。自分の命も、たいして重く見ていないというか、自分が思っているような自分じゃなかったんだと思うんだよね。俺って生きててもしょうがないなと。

 

だけど、最後に一つ大きなことをする。でも、特定の病気だからっていうわけではなくて、そういう思いにかられることは、誰しもがあって。俺なんか(容疑者と)同じ50代ですけれど、高校生くらいの時に、何も感動できなくなった時があったんですよ。物を食べても、味もしない。

 

そういう時に『これはこのまま死んでもいいな』っていうぐらいまで行くんだけど、そうなっちゃうと、自分もそうなら人の命も大切には思えないよね。

 

だけど、その時に俺のきっかけだったけど、たまたま美術館行ってピカソの絵を見た時に、急に感動が戻ってきたの。

 

何を見ても感動できなかったんだけど、ピカソが理解できたってわけじゃないんだけど、その時の俺には『こんな自由でいいんだ表現って』っていうことで、そこからいろんなことに感動して、いろんなものを好きになる。

 

好きになるってことは、それに気づけた自分を好きになるってことで、それっていうのは、人でも文学でも映画でも何でもいいんだけど、そういうことに心を動かされた自分て、捨てたもんじゃないなって思うと、他の生きている生物や人間たちの命も、やっぱり捨てたもんじゃないって思える」

 

この言葉に救われた人は少なくないと思う。もし容疑者が自分の心の中にある負のエネルギーを何かのきっかけで、変換することが出来れば…そう考えてしまう。かつて自分もそうだったから。

 

最後に。今回の事件で亡くなられた方々にご冥福をお祈り申し上げます。また、ご遺族の方々、関係者の方々お悔やみ申し上げます。

 

【参考文献】

京アニ容疑者、医療関係者に謝意 「こんなに優しくしてもらったことなかった」 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200530/k00/00m/040/060000

爆笑問題・太田光「きっかけさえあれば…」 "もう、死んでもいい"から立ち直った経験を告白【川崎殺傷事件】 | ハフポスト

 

 

湘南の海また行きたいな。
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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と『ナナメの夕暮れ』

 おばんです。月2本以上ブログを書くというユルユルノルマさえ面倒に感じてしまう今日この頃の俺だァーーー。ただ前回一気に2本書き上げたので、ノルマは消化済み(と思っていたら7月突入。月2は超えずの巻)だらだら書いていきます。はい。

 

コロナでの自粛中に色々とコンテンツを消化しておりました。ゲームやらアニメやら本やら…その中でも、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と『ナナメの夕暮れ』が個人的にはグッと惹き込まれました。

 

そしてこの2つの作品にある共通する部分があると感じました。感じてしまった。感じてしまったんだからしょうがないじゃないか全く。

 

まず『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は2018年にテレビ放送&Netflix配信されたアニメーション作品で、原作は暁佳奈の小説。

 

ざっとしたあらすじは、

4年間にわたる大陸戦争が終結。その戦場で「武器」と称されて戦うことしか知らなかった少女・ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、戦場で両腕を失い、自在に動く義手を付けることを余儀なくされる。

 

退院したヴァイオレットは、ホッジンズの下で、自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめる。ヴァイオレットには、かつて戦場で誰よりも大切な人・ギルベルト少佐がいた。最後に聞かされた「愛してる」という言葉が理解できなかった彼女は、仕事と日常を通じて人と触れ合いながら、その言葉の意味を探していく。

 という内容である。

 

友人に薦められ、自粛期間中に一気見したが、その世界に引き込まれてしまいました。京アニということもあって作画は安定のクオリティ。そして終戦後の雰囲気が個人的には好きな世界観でした。

 

この作品の主人公であり、タイトルでもあるヴァイオレット・エヴァーガーデンは、戦争の為に訓練された感情の起伏がない少女である。そのため身も蓋もないことや思っていても言ってはいけないことを、言ってしまう。そのため周りから距離を置かれてしまうこともあったりします。

 

その後自動手記人形として様々人との出会いや別れを経験していくことによって「人形」から「一人の人間」として成長していきます。この成長が物語の大きな軸となっています。

 

 

一方『ナナメの夕暮れ』はお笑い芸人として活躍中のオードリー若林のエッセイである。前作※1『社会人大学人見知り学部卒業見込』発表から約5年経った若林氏が、親や先輩芸人の死や大人芸人としての人生を経験したことによって、「生き辛さ」から解放されるところまでが書かれている。

 

若様ことオードリー若林と言えば「人見知り」「ひねくれもの」「斜に構えている」という印象を持たれがちであるが、ここ10年でそういった「ナナメ」で物事や自分を決めつけたりすることから脱却しつつある芸人でもある。

 

そんな『ナナメの夕暮れ』なかでも個人的にお気に入りなのがp.131の「逃げる正論」というエッセイである。ここからは多少ネタバレするので、未読の方は注意してください。

 

 

要約すると、今の世の中では「正論」と「断言」が流行っており、特にワイドショーなどでは「正論大喜利化」している。自分(若林)は正論を言うのが苦手で、不倫問題などの犯罪ではないモラルの問題について言及することに抵抗がある。

 

トーク番組では、マイノリティの意見が暴論や極論であっても理解される空気があるが、ワイドショーなどでは許されにくい。

 

深夜ラジオという場所ですら、正論ばかり求められる空気すらある。正論は正しいが、面白くはない。

 

という内容である。(要約にしてはそこそこの分量と内容なので、注意されたら消しますw)

 

前回にも共通することですが、今の時代は「正しすぎる」と感じます。暴論や極論がバラエティでまで許されなくなっているという雰囲気があり、若林氏をそこをピンポイントに指摘しています。本当に共感できるし、このSNS時代には特に気をつけなきゃいけないポイントだと思います。

 

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と『ナナメの夕暮れ』はコンテンツとしても媒体も表現方法も世界観も何もかも違いますが共通するのは「正しすぎることの弊害」だと思います。

 

前述の通りヴァイオレットは、「人間」として扱われたという経験が極端少ないため、相手の気持ちや思いやりを考えることが苦手である。そのために職場や依頼先でのトラブルに発展することも数多くある。ヴァイオレットは「正論」だけが全てではないということを人々との触れ合いの中で知る。

 

そして『ナナメの夕暮れ』「逃げる正論」も、ただただ正論を正論のまま消費している世の中に一石を投じることで「正論」だけの社会を否定してる。暴論や極論を言うことの楽しさや心の余裕を奪ってる。

 

と、ここまで書いてみて、多少強引な結びつけ感は否めないが、自分の中で「正しすぎる」ことについて考える上で、影響があった作品なので類比させることにそれなりに意味はあったと思います。

 

前者は周りの人間関係における自分自身の「正しさ」、後者は世の中における「正しさ」。どちらにも弊害は存在し、そこをどう乗り越えていくか、振る舞いを臨機応変に変えていくかが大きなポイントではないかと感じました。注意しなきゃいけないのは論理立てて説明することや、相手を指摘することはそれ自体は悪いことではないですかね。

 

では。

 

※1:厳密にいえば前作は『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』であるが、こちらは紀行エッセイなので、別扱い。こちらも面白いのでぜひ。

 

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