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テレビノキオク②「人志松本のゆるせない話」

おばんです。前回から始めたテレビノキオクですが、一応シリーズ化すると宣言していたので第二回を書きたいと思います。

 

人志松本のゆるせない話』はフジテレビで2008年から放送されていた番組でタイトルの通りで『人志松本のすべらない話』のスピンオフ企画としてスタートした番組です。

 

単発で3回深夜で放送し、その後は2009年~2012年にレギュラー放送された『人志松本の○○な話』の企画として不定期に放送されていました。

 

私はこの番組で大好きで、大好きなエピソードは完全再現できるほどでした。この番組の特徴は芸人が普段感じている「怒り」をタイトルが書かれた100個のボードの中から1つ選択をし、そのタイトルにまつわるゆるせない話を披露するというものです。

 

この番組で個人的に一番好きな部分は「必ずしも正論だけではない」ということです。番組で披露される芸人の持論には「偏見」「屁理屈」「ただの悪口」「詭弁」「暴論」なども普通に存在することです。

 

世の中や真面目なテレビシーンでは誰にでも言えるような「正論」が多すぎると今でも感じますし、この番組が放送されていた2008~2012年でも同じように感じてたと思います。

 

しかしこの番組で語られている「怒り」はあくまでも「話芸」として語られているものなので、「過度に正論」である必要がないように感じます。もちろん多くの人から支持されるような「正論」も存在します。

 

その中でも特に好きな話を紹介します。出来ればDVDや過去の録画等々でチェックしてほしいのですが、バカリズムさんの「草食系と肉食系」の話が特に大好きです。

 

内容としては

 

「草食系」という言葉があるが、

・「草食系」=女性に消極的な男性

・「肉食系」=女性に積極的な男性

を例えた言葉とされているが、バカリズムさんはここで「草食動物って草をメチャクチェ食べる」「別に消極的ではない」「そもそも『食べるものの種類』をさしている言葉だから積極性は関係ない

 

 

この時点で私の心は完全に持っていかれました。気づけばテレビに噛りつくように見ていたのを鮮明に覚えています。

 

さらに加えて持論を展開します。

 

それで言うならいわゆる

・『草食系』と呼ばれる男性を好む女性を=『草食系』

・『肉食系』と呼ばれる男性を好む女性を=『肉食系』

と呼ぶべきなんですよ。食べるものの種類だから。

 

しかも今度新しく一見草食系に見えるけど中身が肉食系な人を『ロールキャベツ系』って言うんですよ。これだけ食べ物なんですよ!動物・動物ときて…バラバラなんですよ!

 

無いなら無理やり例えるな!!!

 

 

もう完全に持っていかれました。この番組の良さ、バカリズムさんの視点、全てにおいて最高に面白かったです。もちろん冷静に考えれば「ゆるせない」ことではないただの「屁理屈」です。ただここまで熱量で自分にしか言えない視点で語っているというところに大きな魅力を感じました。

 

個人的にこの『ゆるせない話』はもう一度見たい番組の一つです。しかし、このご時世で「正しすぎる」世の中では少なくても地上波では難しいような気もします。見ているこっちもヒヤヒヤしながら見たくないという気持ちもあります。あるとすればFODやトークライブ等であればいいなぁと思っています。

 

では。

 

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