無心テキスト

リハビリブログ改め

録画中毒

おばんです。めっきり寒くなってきました。更新が遅れてしまって完全にサボリ癖が出てしまいましたが、なんとか「月2更新」のノルマを死守すべく今週はもう一本書こうかと思います。今日はある病気について書きます。

 

私は、自分でも認めている通り、「録画中毒」の状態にあります。これはどういう病気かと説明すると「とにかく録画しておかないと気が済まない」という症状です。

 

この病気になった経緯を振り返ってみます。きっかけは2009年12月末、自分専用の録画機能付きテレビを購入したことが悪夢の始まりでした。

 

購入したのは、三菱電機の「LCD-32BHR300」という機種で、このテレビが発売当時かなり画期的な機種として注目を集めていました。なんと言っても液晶テレビにHDDとBDレコーダーがそのまま一体となっているというテレビデオのような機種でした。

 

このテレビが自分専用テレビとして、自宅に来てからというもの録画という行為そのものにどっぷりハマってしまいました。それまでの我が家での録画環境はもっぱらテレビデオでのVHS録画のみでDVDは再生オンリーでHDDなどという革命的な機材は夢のまた夢な状況でした。

 

2009年末のガキ使大晦日「笑ってはいけない」を電子番組表から録画することに感動したことを今でも鮮明に覚えております。VHSを3倍モードにして、アンテナ(驚くなかれなんと卓上アンテナ)を調節し、6時間ギリギリで録画していたあの時は比べ物にならないほど手軽で確実に録画できるという事実が何よりも嬉しかったです。

 

それからというもの狂ったように録画するという生活が始まりました。2010年の年始特番から親から頼まれた連続ドラマ、バラエティ、スポーツ中継、音楽、アニメ...それまでVHSを使って「この番組だけは!」という永久保存版だけを録画していましたが、HDDの登場により、録画に対する意識そのものが激変しました。

 

そして、2010年はあのビッグイベントがありました。FIFAワールドカップ南アフリカ大会です。完全に録画中毒状態になっていたい私は、「この大会全試合を録画する」という決断をしました。今思えば、録画してもそこまで見ないというのは分かってたのですが、「録画する」という行為そのものに喜びを感じていたんだと思います。

 

ワールドカップ全64試合の録画を無事に終えることに成功したことで、一気に録画そしてダビングするという行為に完全ハマってしまいました。が、大事なことにも気づきました。それは録画・ダビングを大量に行ってもそこまで見ないということです。録画しても録画しても毎日番組は放送されておりキリがありません。しかし、ダビングしていかなければHDDはすぐに容量がいっぱいとなってしまいます。

 

録画→ダビング→録画→ダビングを10年以上繰り返した結果、気づけば2020年11月現在でおよそ480枚以上のダビングしたBDが存在しています。しかもダビングには1枚50GBのBD-R DLを使っているので、これを総GB数に換算すると…もう怖いので計算するのをやめましたw

 

HDD/BD・DVDレコーダーの登場以来、録画をするという行為そのもののハードルが一気に低下した結果、大量録画・大量ダビングの時代が到来しました。しかし、人間が一日に使える時間が24時間という事実が変わるわけではありません。

 

録画するという行為そして、本当にもう何度も何度も見返す映像なのか?という視点で再検討する必要があるかと思います。そこで、今回は録画そしてダビングの中毒症状を抑える対策ポイントをまとめよう思います。

 

 

【録画中毒対策】

  • 録画番組をランク分けして、ダビングしない番組から積極的に消去する 

 基本的なことですが、全ての番組をダビングする必要性は無く、本当に「永久保存版」のみディスクに焼くべきです。分かっていても難しい部分がありますが、例えばダビング確定なら「S」、ダビングするか迷っているなら「A+」、録画視聴確定なら「A」、とりあえず録画はするけど見るかは不明なら「B」と録画番組をランク分けして優先順位の低いものから消していくことをおすすめします。

 

  • 配信サービスを積極的に利用する

HDDが溜まっていくことによって、結果的にダビングするディスクの量が増えてしまうという問題があります。この場合、ダビングするほど見ない番組であっても早急にHDDの容量を空けたい!という気持ちが先行してしまいます。その場合は配信サービスを利用しましょう。現在、TVerやABEMA、Amazon Prime Videoなどの映像配信サービスでは、人気番組の配信を行っているため、番組によっては全く録画などを行わずに映像を楽しみことができます。また、スマホやPCなどを駆使すれば場所や時間にとらわれずに楽しむことも可能です。

 

全録レコーダーを導入する

これは一見、録画が増えてしまうように思えるかもしれませんが、全録レコーダーであれば複数Chを24時間録画し続けるため、「録画忘れ」という現象が極めて少なくなります。その結果「あれもこれも録画してHDDをパンパンにする」という現象が少なくなり「見る」「見ない」の選択がスムーズに行えるため、結果的にダビング数が少なくすることができると思っています(全録レコーダー未所有のためこれはほぼ妄想)

 

最後に。ここで3つあげた「録画中毒対策」を私は何一つ実行できていないのです。説得力皆無ですが、少しずつこの‟病気”を治せるように日々意識を変えていく所存です。


kakaku.com