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リハビリブログ改め

ある夏の家電量販店での話

おばんです。今回も前回に引き続き「かるーいやつ」を書こうかと思います。

 

中学か高校の頃、夏休みに一人で秋葉原に遊びに行った時の話です。

 

色々とお店を回っていたのですが、8月の炎天下ということもあって、涼しむついでに大手の家電量販店に入りました。

 

涼しみながらも、家電を見ていると急に腹痛が。急いでトイレへと駆け込みました。

 

個室トイレで用を足していると「コンコン」とドアをノックする音が聞こえました。

トイレに入ってから1分も経っておらず、もう少し入っていたかったので「すみません。入っています。」と返事をしました。

 

それでも長居するのは申し訳ないと思い、手早く個室から出る準備を始めた次の瞬間

 

ドアの向こう側からバーーーーン!!!という爆音が個室中に鳴り響きました。入っているドアを恐らく蹴ったのだと一瞬で悟りました。

 

その時私は「怖い系のお兄さんでは…?」と思い、急いでトイレを出ました。あまりの恐怖に手を洗うのを忘れていましたが、神様もこの時は許してくれるだろうと信じていました。

 

トイレを出ると、推定40代~50代ぐらいの男性が立っており、私は一瞬でこの人が蹴ったのだろうと感じました。

 

するとその男性がこちらに方に向かって「あー良かった!熱中症で倒れているのかと思ったよ!」と言いました。

 

はっきり言いますが、まったく意味が分かりませんでした。そう思う理由は何点かあります。まず初めに熱中症を疑われるほど個室トイレに長居してはいません。推定でも入ってからドアをノックされるまで2~3分ぐらいだったかと思います。

 

さらに「すみません。入っています。」と相手に通るハキハキとして声で伝えたつもりです。もし伝わっていなければ、ノックをしてからすぐにドアを蹴ったはずです。ノックしてからドアを蹴るまで2~3分はあったかと記憶しています。

 

しかも、急いでズボンを上げたりしているので、ベルトのバックルが当たる音なんかも聞こえているはずです。

 

そしてこの件で最大の謎が、トイレから出る際に一応確認として他の個室トイレを覗いたですが、自分が入っていたトイレ以外は空室だったのです。

 

 

もうここまでくると恐怖しか感じません。あの男性は単純に善意としてドアを蹴ったのか、質の悪いいたずらなのか、それとも・・・いまだに謎のままです。

 

 

 

長文駄文失礼しました。