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リハビリブログ改め

納豆

おばんです。もう2月が終わりだそうです。にわかには信じがたいですが、どうやら事実だそうです。おーこわ。今日は軽い話を。

 

生まれてからこの方、納豆が苦手で食べられません。何ならしっかりと食べた記憶すらありません。

 

両親や、今は亡き祖父母はしっかりと納豆を食べる人間で、秋田に行った際も納豆を食べる家庭でした。そんな中、私と兄が遺伝子の突然変異としか言えないレベルでの「納豆嫌い」でした。そのきっかけはなく、物心がついた頃には納豆を食べない人間でした。

 

小学校に上がってからも給食に例のあいつ(納豆をヴォルデモート扱い)はやってきます。苦手なので、配膳ときに納豆カップを残すと周りから100%つっこまれます。

 

「納豆なんて食べ物ではない」「腐っている時点で廃棄物」「食していいヴィジュアルではない」等々のフレーズが湯水のように沸いたかと思います。納豆生産業者の方、この場をお借りして謝罪します。大変申し訳ありません。

 

そんな納豆嫌いな私が、子供のころ両親から言われた言葉があります。それは、いつものように納豆ヘイトをかます私に

 

「あなたが納豆を苦手なのは構わないけど、納豆を作る人や納豆を楽しんでいる人を否定してはいけないよ」

 

この言葉今でも思い出します。納豆に関わらず、「自分の嫌い」と「他者の嫌い」をきちんと区別することが重要だと子供ながらに感じました。価値観の違いを考える上での道徳をまさか納豆から教わるとは思っていませんでした。思うはずがありません。

 

それから幾つも時は流れ...もちろん今でも納豆は食べられません。

 

食べられないですが、世の中にはこの納豆を心の底から愛し、もしかすると人生を納豆に救われた人間がいたりすることも忘れずに生きていきたいとは思います。

 

では。